らぶCALL(仮)


長い時間海を眺め、ふいにハルが口を開いた。


「ね、李夜。」


「んー??」


ハルも、ぁたしもお互いをみない。


まるで海に目を引き付けられたかのように、海から目が離せなかった。


「恋愛に偶然なんて、あるのかな…??」


私は横にいるハルをちらってみて、言った。

「むずかしーけど…偶然も必然も、運命の中にあるんぢゃん??」


「…運命の、中に―??」



繰り返して言うハルに、小さくうなずく。


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