先生を見つめて
―――キーンコーンカーンコーン
もう放課後だ…あたりはすっかり暗くなっている。
知らない間に時間がたっていたんだ…
あの女の子は先生と話をしたのかなと思うとまた涙が溢れ出す…
夕焼け空を飛ぶつばめを眺めていたら切なくなる…
私はもう諦めようと思い屋上のドアに手をかけようとしたその時…
―――ガチャっ
「……えっ?…」
どうして?
「ハァハァハァ…」
どうしてあなたがいるの?
今私が一番逢いたくない人