空の向こう側

克也が強引に前の奴を押して空間を開けた。


…強引すぎるぜ克也

前の奴何故か俺を睨んでんだけど



睨むなら俺じゃなくて克也だろ普通!!



「おい夏!アソコアソコ!」


俺の心の葛藤なんて知りもせず 克也は俺をせかした。

仕方無く克也の差した方向を見る。



「えっ…?」

嘘だろ?

克也が指差した先

そこにいたのは、俺がよく知っている人物



「沙希…?」




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