空の向こう側
「あ、夏~!」
いつものように、満面の笑みで俺を迎える沙羅。
「悪い沙羅、遅くなった…。」
「いいよ、別に。」
幸せそうに笑うのを見て、俺は隣に座る。
「今日も動物達いるんだな。」
「うん!一緒に流星群見るんだ!」
熊達は俺にお辞儀をする。
意外に礼儀正しかった
「キャメロン、気持ち良さそうに寝てるな。」
沙羅の足の上で寝息を立てているキャメロンを撫でる。
「この子、キャメロンっていうの?」