空の向こう側

それからいつも通りに、大学の話を聞く。




残念な事に、同じ敷地内にいるくせに私は大学の事を全く知らない




何を習っているかも、どんな雰囲気なのかも




私は学校には通えないから…





だから、夏の話を聞いて、私も仲間になりたいの




少しでも、普通の子と同じ様に…




「あ。」



夏がふと声を上げた。




「明日、流星群が降るらしいぜ?」




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