空の向こう側

夏は驚いた顔をした。




あれ?私、何か変な事言ったかな?



「何言ってんだよ。お前が名付けたんだろ?」



えっ?




私が、名付けた?




「…そうなの?」




分からない




何も思い出せない





私はこの子達とは初めて会った筈なのに…





「流星群まだかな~?」



私は話題を逸らした。




あの空気は駄目だ




無意識に、そう感じていた。





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