空の向こう側













「すみませーん、コーヒーおかわりください!」


「…オイ。」


俺の睨みを軽く受け流し、亜紀は幸せそうに新しいコーヒーを飲む。



「何?」

「何?じゃねぇよ!お前のせいで一限サボる事になったじゃねぇか!」


無遅刻無欠席を保っていたのに…



「いいじゃん大学なんだから。それにそんなギリギリな時間に登校する夏が悪いんだよ?」


「俺は寝不足なんだよ!つうか、お前には黎術の恐ろしさを知らねーんだよ!」



一限サボるとか…環に何て言ったらいいんだ?



あぁ…何言っても地獄が待ってるような気がする…




< 160 / 288 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop