空の向こう側
そして残る標的は
俺1人。
「姫様が言っていた事は、どこまで本当なのか…。」
「…。」
やっぱりごまかしきれないよな
背中に冷や汗が流れた。
「…まぁ、今日はもう家に帰りなさい。」
「へっ!?」
俺の間抜けな声に「何か?」と首を傾げる環。
「あ…いえ。」
意外に直ぐ解放してくれるなんて…
環も優しくなっ「あぁそうだ、家に課題を置いておいたから、明日までにやってきなさい。」
優しくなる訳ないよな…
別の意味で地獄に落とされた。