空の向こう側

「えっ?」


痛くない?どうして?




瞑っていた目を開けると、拳を止めていた




「夏…?」



汗だくの、夏の姿。




どうして?




何で?





「っ!お前…!」



「あ、どっかで見たことあるな…。」



夏の言葉はどうやら相手を余計怒らしたみたいだ。



男の表情が次第に歪んでいく。



「てめぇ…あの時の黎術生!」



「あ、思い出した…あの時のカツアゲ野郎か。」






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