空の向こう側

あの日から





沙羅と別れた、あの日から





俺はずっと森の湖に居た







待ってたんだ、アイツを





沙羅が来るのを、ずっと…






「だから、何でも無いって!」



「嘘だ!姫さんと何かあったんだろ!?」




は?




コイツ、今…




「お前、何で…。」



驚きを隠せない俺に、克也は「やっぱり。」と溜め息を吐く。



「ずっと思ってた。お前と姫さんって何か関係あるんじゃねぇかってさ。」






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