空の向こう側
「はぁ…はぁ…何とか無事だ。」
衛兵達が急いで駆けつけた時は、明るいが火はとても小さく
火事になるまでも無く消火出来た。
おそらく、城の中の人達は気付いていないだろう。
「ったく、何の嫌がらせだよ。」
「本当に、誰がこんな事…ーーーあ!!」
一人の衛兵が見たのは、木の影に隠れた人影。
「アイツが犯人だ!!」
「一気に仕留めるぞ!」
殆どの衛兵が人影を追っていく。
残った衛兵も、西門辺りをさまよっていた。