空の向こう側
見間違える筈が無い
アソコにいるのは、夏だ
「沙羅…。」
私から突き放したのに
私から、会わないと言ったのに…
「何で…?」
私は夏に駆け寄った。
何も変わらない瞳で、私を見てくれる。
どうして?
夏を巻き込んだのも、突き放したのも、私なのに…
「…環から、聞かなかった?」
もう会えないと、会いたくないと
環に伝えた、最後の言葉
「今日聞いた。」
「っ?なら、何で「沙羅。」
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