空の向こう側
『また明日』
「オーイ、夏~!!」
資料を持ちながら学内を歩いてたら
いつも通り、克也が走って来た。
「久し振り、克也。」
二ヶ月振りの克也を見て、元気そうで安心した。
「元気そうだな。」
「お前もな。膨大な課題の量で死人面してるかと思ったぜ。」
俺は苦笑いを向けた。
あの課題の量は本気で俺を殺そうとしていただろう
さすが環、侮れない
「克也こそ、3日間の謹慎+課題って聞いてたけど?」
「お前に比べたらあんなの楽勝だぜ。寧ろ大学無かったからラッキー♪みたいな。」