空の向こう側

『最初は、只の暇つぶしだった。ずっと城下町に行きたくて、その願いを叶える為に夏を利用してた。

けど、話したり、一緒にいる度に抑えきれない感情が私の中に生まれた。』



ーーー城下町に行かない?ーーー



無理矢理連れて行かれた城下町



『初めて食べたあの食べ物も、夏が話してくれた話も、一緒に見た星も…全部、忘れはしない。』



初めてアイスを食べた時の顔



俺の話に、一喜一憂して聞いていた表情



そして、二人で願った流星群



俺も忘れない




『ねぇ、夏。』







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