空の向こう側


俺を呼んだのは



衛兵を数人連れた、いつものあの人。




「環…!?」



環はあの時と変わらず、読めないような表情を向ける。




「久し振りですね。」



「そうっすね…。遠征中だった筈じゃ…。」


「今帰って来たんですよ。」と環は笑みを向けた。




沙羅が死んでから1ヶ月後、環はどこか忘れたけど遠征に出かけた。



つまり、三年振りの再開




「梶原君は、就活ですか?」





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