きいろい青空【完】



夏休みも終わり、運動会の練習を毎日している僕たち。



でも…嫌な思い出は時間が経っても僕はくやしかった。





花恋は、溺れた時のことを覚えていなくて


キスしたことを知らない。




僕は教えないつもり。



知ってほしくないじゃん、そんなこと。




でも…






バタバタバタッ!!




僕が宿題をしていたら、またあの足音が聞こえてきた。





そして、また勢い良くドアを開けて花恋は入ってきた。





「直輝!!英斗とチューしちゃったって本当なのっ!?」




花恋は目を見開いて僕に聞いてきた。





「………」






言いたくないよ、そんなこと。





僕は少しうつむく。




「ねぇーーー!!どっちなの??」




花恋にせがまれ僕は小さな声で言った。







< 13 / 305 >

この作品をシェア

pagetop