きいろい青空【完】
夏休みも終わり、運動会の練習を毎日している僕たち。
でも…嫌な思い出は時間が経っても僕はくやしかった。
花恋は、溺れた時のことを覚えていなくて
キスしたことを知らない。
僕は教えないつもり。
知ってほしくないじゃん、そんなこと。
でも…
バタバタバタッ!!
僕が宿題をしていたら、またあの足音が聞こえてきた。
そして、また勢い良くドアを開けて花恋は入ってきた。
「直輝!!英斗とチューしちゃったって本当なのっ!?」
花恋は目を見開いて僕に聞いてきた。
「………」
言いたくないよ、そんなこと。
僕は少しうつむく。
「ねぇーーー!!どっちなの??」
花恋にせがまれ僕は小さな声で言った。