きいろい青空【完】
君とは他人
あちぃーーーーーー!!
地球が変だろ。
真夏の中の、俺の部屋。
アイスを食べながらの勉強中。
何週間前-----
「明日から夏休みに入るが、規則正しい生活をするように」
と、担任が先生らしい言葉を言う。
「はーーい!!さようならぁーー」
いつも以上に大きく、挨拶をしたクラスのみんな。
………が、その夏休みも残り4日。
宿題終わんねーーーー!!
だから、今やっているんだけど。
この暑さだと全然やる気にもならない。
窓を開けても無駄で、扇風機も意味無くて…
鉛筆を勢いよく走らせながら、3本目のアイスの残り全てをほうばった。
部屋の角にあるゴミ箱にアイスの棒を投げる。
「あっ」
棒はかべに当たり跳ね返り、ゴミ箱の外へと落ちた。
連続で入ってたのに。
なんか、悪いことが起きそうだなぁ…
って、アイスの棒ごときで大袈裟か。
時計を見ると、8時だ。
風呂に入ろうと思い部屋を出た。
そう言えば、今日は留守番だったよな。
両親は町会の会議に行ったらしい。
俺は、脱衣所の扉を勢いよく開けた。
けど……