きいろい青空【完】
次の日うちは、英斗にずっとくっついている。
理科室に行くときも音楽室に行くときも。
うちが英斗の隣を歩った。
キンコーンカンコーン…。
やった!
このチャイムの響きが超嬉しい。
算数が終わったんだもん。
一番嫌いな算数が終わってほっと息をつく。
「花恋。今日、水くれの日だよ」
美久がうちの机にやってきた。
「えっ、そうだったっけ?めんどくさ」
「うん。行こ」
うちと美久は花係だから、外の花に水くれに行かなきゃ。
「行くか」
うちと美久は歩って外にある花壇まで行った。
そこにはいっぱいコスモスが咲いている。