きいろい青空【完】
竜也に出逢えてよかった。
竜也に恋してよかった。
竜也を好きになって…幸せでした。
ありがとう----竜也。
秋の夜空に星が輝いた。
「あっ。1番星みーっけ」
空を見上げ、1番星を指差した。
遊園地からひとりで帰っている途中。
真っ暗な家路を歩く。
「あー…寂しっなー!」
わざと大きな声を出し、寂しさを紛らわそうとしてみる。
だけど、寂しくなってくる。
逆に。
その時、思った…
あいつの声ききたいよ…
あいつの顔みたいよ。
この星空に叫びたいほど
今、あいつのことを想っている-----。