きいろい青空【完】
「直輝…」
「ん?」
俺の胸に埋もれていた花恋の顔が俺を見つめる。
花恋の澄んだ綺麗な瞳が俺を捕らえる。
「……すき。」
一生、聞けることはないと思っていたその言葉。
それが今。
心に刻み込まれる。
この一瞬を一生忘れることはない。
「俺も…」
痛いくらいに抱き合う。
「どうしようもないくらい、花恋が大好き」
好き…好き好き好き。
好きすぎる。
このすべての気持ちを伝えることは、出来ないけどせめて言わせて?
「花恋…愛してる-------」