きいろい青空【完】
「いいじゃん。早く告っちゃいなよ!うち、英斗の恋応援してあげるから!!あっ、直輝も!ネ、直輝?」
急に僕の名前を言われてあせった。
「あ、うん!当たり前じゃん」
「直輝、あんとき。ゴメンな…」
「いいって」
一応、英斗と仲直り。
「ねぇ、いつから美久のこと好きなの?あとぉ…」
と花恋。
すごいな、花恋―――
なんか、強くなったと思った。
好きだった奴の恋の応援をするなんて…
僕も強くならないとなのに。
花恋にどんどん置いていかれる。
そのうち、僕の隣なんか離れて行っちゃう…
ほかの男と手を繋いで行ってしまう。
さよならを言われる日が…
いつか来るだろう。