きいろい青空【完】
「教えてくれないなら別にいいけど。何かあったら、言ってよ?直輝の恋バナも聞きたいから!」
「うん、わかった」
「あ、すごいこと教えてあげる。絶対に内緒だよ?あのね…つーちゃん、明日。告るらしいよ」
「へー。てか、それ教えちゃっていいの?」
「いいよ、直輝なら。信じてるし。あそーだ、今日は家に帰って来いってママに言われたんだった。だから帰んね」
「うん、ばいばい」
「ばいばぁーい」
手を振って帰って行った。
花恋が出て行った部屋は、なんとも静かだった。
急にさみしくなってくる…
俺の恋って…どうやって教えんの??
そんなことを思って、1人でクスッと笑った。