きいろい青空【完】
罪悪感を抱えた一日は、テンションが低い。
まぁ、当たり前なんだけど…
そんなのでテンションが低いまま、無事一日が終わろうとしていた。
はずだった…
「さよーならー」
HRが終わり部活に向かうみんな。
俺も、カバンをしょって廊下を歩きだした。
バスケ部だから体育館に向かう。
あ、そういえば英斗訊いたかな?
朝言ってて、もう帰りだし訊いたんだろうな…
抱きついたって知っちゃったかな…?
そんなことを考えながら廊下を歩いていた。
って、バッシュ忘れた!!
教室まで走って戻る。
自分のロッカーからバッシュを取り出し、また行こうとした時。
花恋の補助バックが机に掛かっているのを見つけた。
あいつ…忘れたんだな。
しょーがない、持ってってやるか。
花恋の補助バックに手をかけた瞬間。
「あの、ちょっといいかな…?」
声がしたほうを見ると、教室の入り口に翼さんが立っていた。
びっくりした。
「なんですか?」
ん…?よく見たらスッピン!?
あの翼さんが???