きいろい青空【完】



罪悪感を抱えた一日は、テンションが低い。



まぁ、当たり前なんだけど…



そんなのでテンションが低いまま、無事一日が終わろうとしていた。




はずだった…







「さよーならー」



HRが終わり部活に向かうみんな。



俺も、カバンをしょって廊下を歩きだした。



バスケ部だから体育館に向かう。




あ、そういえば英斗訊いたかな?


朝言ってて、もう帰りだし訊いたんだろうな…



抱きついたって知っちゃったかな…?




そんなことを考えながら廊下を歩いていた。



って、バッシュ忘れた!!



教室まで走って戻る。



自分のロッカーからバッシュを取り出し、また行こうとした時。


花恋の補助バックが机に掛かっているのを見つけた。



あいつ…忘れたんだな。



しょーがない、持ってってやるか。




花恋の補助バックに手をかけた瞬間。




「あの、ちょっといいかな…?」



声がしたほうを見ると、教室の入り口に翼さんが立っていた。



びっくりした。



「なんですか?」



ん…?よく見たらスッピン!?



あの翼さんが???

< 61 / 305 >

この作品をシェア

pagetop