ロボカノ!
「あれ…!?」

最初と姿が違う…。

深い茶色の、ミディアムヘア。


顔は、最初と一緒だけど
化粧をしたのか印象が少し変わっている。

二重の目に、吸い込まれそうな真っ黒な瞳。

スッとした鼻。
プルンとした唇。

ロボカノは、俺の近くに寄ってきた。
「な…んだよ。」

「名前、何がいい?」
さっきと、喋り方が違う。

「名前?」
「うん。」


「え・・・と。」
名前って言われても…。
「ねえ早く!ハルトがつけてくれるならなんでもいいよ。」
グイッと顔を覗き込む。

「じゃあ、空で…。」

「いい名前…!」
俺が言うと、ロボカノは気を付けをして、一礼した。
ゆっくり、顔を上げるとニコッと笑って言った。

「今日から、大海 晴都の彼女の…。
空です!」
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