ロボカノ!
彼女…は、ロボット?
どういう事…だよ!?

「親父っ!」
俺は、空をほったらかしにして、慌てて親父の書斎へ行った。

「おぉ、晴都。ロボカノ気に入ったか?」
親父は、のんきにコーヒーを堪能している。
「気にいったもなにも…!
いったい彼女ってどういう事だよ!」

「えー。だって、晴都。彼女作らないんだもん…。」

「だって…それは!好みのやつがいなくて…。」
俺が、そう言うと親父はキラッと目を輝かせた。
「だから、好みどおりの彼女になる【ロボカノ】をプレゼントしたんじゃあないか!

何、私の知り合いの清水博士の作品さ。」

まったく、ウチの親父って…。

ん?親父?



おかあさんなら!?

反対するだろう!


「もういいよ。」

俺が、書斎を出て行こうとしたときだった。
< 8 / 11 >

この作品をシェア

pagetop