ロボカノ!
どんと、空が立ちふさがった。
「な…。」
「挨拶するね」
空は、俺の横をスッとスマートな体で通り抜けると親父の前に立った。

「ハルト君の彼女の、空です!
宜しくお願いします!お義父さん。」

お…お義父さんって…!

「おっ、もうロボカノ起動させちゃったのか!

空ちゃん?かわいいねぇ。

ハルト、よかったな!」

「よくない!」


俺は、庭に母さんの所へ向かった。
「お母さん、親父がまた変な…

今度はロボカノを…。」

お母さんは、ケロッとした顔でこっちを向いた。
「あぁ、空ちゃんね。

カワイイじゃない!」


母親も…ダメか。
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