闇と光 〔上〕

「あたしは誰でもいいわ」


「じゃあ、俺の後ろに乗れ」


藍色の髪の男が静かに言った。


命令形は好きじゃない。


あたしに命令していいのは京だけ。


でも、口論するのは面倒だわ・・・。


「わかった。行くなら早く行きましょう」


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