闇と光 〔上〕

あたしたちは朱色の髪の男を無視して教室を出た。


何も言わなかったわね。


何かたくらんでいるのかも。


まぁ、あたしには何も効かない。


肉体攻撃も、


精神攻撃も。


「屋上に行こうよ!秋歌!」


無邪気に笑う秋。


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