愛コトバ



会話がなくなり沈黙になると、カチカチッと音がした。



「……すごぃ」



音の後に、なにもない天井に映る綺麗な星。



四季の星座や、周りの星。



綺麗で美しくて……、見惚れてしまう。



だけど、どこか…儚い。












どれくらい時間が過ぎたのか。



あっという間に終わったような気がした美岬の家でのプラネタリウム。



本当に、一番綺麗に感じた。



美岬の言ったことに、嘘はなかった、と思った。



「ありがとう…」

「どういたしまして」



微かに笑みを溢した美岬。



その表情がまた綺麗で、それに月か街灯かわからないが、外の光に照らされ少し寒気がした。



電気をつけると、あたしの視界にこの部屋に合わない女物のクッションが置かれていた。



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