あたしとあんたと本




そしてあたしがみたあの人はその推理小説の作者だと言うことがあとで分かった。



あたしはそれを知ったとき、あの美男子が作者だったという驚きが大きすぎて唖然とした。



なんでその本の作者がその人だって分かったのは、たまたまインターネットで検索してみたら、作者の写真が載っていた。



かなりの若手らしく、これから人気が出るだろうと書いてあった。



それを知ったら余計好きになって、その人が書いた本は片っぱしから読んだ記憶がある。



それを機に、本が好きになって今の学校にその人の本があり、毎日読みたくて図書委員になった。



「てか、あの美男子が近くにいるなら、すぐ気づくはずだよね?」



やっぱりイタズラなのかな…。













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