あたしとあんたと本
次の日、朝学校に登校してみると、嫌なやつが目の前にいた。
「……。」
「まーおーちゃん!」
「…きもっ…」
「うっ…」
朝から見た柊の姿は、いつもとガラリと違っていた。
黒縁メガネで髪の毛も茶髪から黒髪になってるし、何かあったのか。
「どうどう?イメチェンしてみたんだけれども!」
「別に…。」
「やっぱりダメか…」
「??」
「なんでもない。今日も図書館にくから!」
柊は一瞬悲しげな顔を顔をしてから、いつもの姿に戻っていた。