誰よりも、君がすき。
「...あほらし」

....え?
何が?私が?


「集団でこいつのこと
笑いものにして楽しい?
お前らって、超惨め。」


「静かにしろよ」


崩壊する教室に翔太くん
の声が響き渡る。


「授業受けないヤツは
帰ってくんないかな?メーワク」


「っ...どいつもこいつも
うっせーの」


つぶやいた芹沢から私は目線を
外した。


翔太くんが心配そうに
私を見てたから
ピースして「元気だよ」って
口パクしてみせた。


こんな私にも心配してくれる
仲間がいるんだから



私は幸せだよ。
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