誰よりも、君がすき。
「え..?」

突然後ろからポン、と肩を
叩かれ、恐る恐る振り返った。

そして目を丸くせざる
おえなかった。


そこにいた“彼”は
私と同じようにびしょ濡れで。


だけど驚いたのは
そんなことじゃない。


茶色の髪にはところどころ
金色のメッシュがはいってい
ほどよくウェーブがかかった
柔らかそうな髪。


小顔に長身。

や、整いすぎでしょ。

なんか雑誌の中から飛び出して
きたみたい。


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