誰よりも、君がすき。
それからあっという間に
冬休みも終わって明日から
新学期が始まろうとしていた。

私はいつになく
憂鬱だった。


あの日以来、結城とは
一度も連絡をとってない。


正確にいうと

一応メールも電話もきてたんだけど
それらに私が返事をすることは
なかったわけで。



いつあの時みたいに
家までくるか心配だったけど
そんなことも無かった。



そんなわけで結城と会うのも
なんだか嫌だったし、

勿論芹沢と智子に会うのも
怖かった。

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