誰よりも、君がすき。

「お母さん、明日学校休んじゃ
だめ?」

リビングで洗濯物をせっせと
たたむお母さんの隣にちょこんと
正座した。

「気分でも悪いの?」


「ううん。ただ行きたくないの」

「は?ダメに決まってるでしょ。
明日は始業式だけでしょ?頑張って
いきなさいよ。」

「さ、どいたどいた」と私を
手ではらうお母さん。

う゛ぅ…

そうですよね。
お母さんが正しい。

分かってるけど

明日はどうしても行きたく
ないんだ。


そう思っても結局

明日はきちゃうわけで
< 70 / 119 >

この作品をシェア

pagetop