誰よりも、君がすき。
「ほら、腕枕してやる
からこいよ」
「....」
「なんてな、冗談。
浅野がこんな馬鹿なことする
わけねぇもんな」
「....るよ」
馬鹿にしないで
私だって
私だって…。
「....するよ」
ガタガタ震えながら
ゆっくりと芹沢の横に
寝そべった。
つめたっ...
予想以上に冷たい
アスファルトに身体を震わせる。
「何...ムキになってんだか」
「ムキになんてなってない。
腕枕、するんじゃなかったの?」
「....」
からかうつもりでおもしろ
おかしくいったのに芹沢は
黙り込んでしまった。