誰よりも、君がすき。
「えー...一年生も残り
一ヶ月となりましたので。皆さん
お待ちかねの席替えをします」



盛岡は教室に入ってくる
なり衝撃的な一言を言った。

せ、席替え?


ゆっくりと芹沢を見たけど
相変わらず机にうつぶせになった
ままだった。


「決め方だけどどーする?
なんか希望あるかー?」


「えー別になくない?」

「てかどーでもいいから
さっさとしようよー」

「あたし、絶対啓太の隣が
いー」



ざわざわする教室に
そんな声が聞こえた。


私以外の誰かが芹沢の隣に
座るのなんて…

絶対やだよ。
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