Out-of-Eden―禁断の果実―
私の卑怯な心に温かく響く柊斗さんの声。



私が何しても私を責め立てない柊斗さん。



いつの間にか甘えていた。


そんな柊斗さんに甘えていた私は情けない。




「一人で何でもできるようになりたいです」

「そうか」

「あっそれと…」


5万ですと言ってこの前のお金を
柊斗さんに差し出した。



「いらない」

「え?」



断られてしまった。



何度手に乗せているお金を前に出しても押し返されるだけだった。




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