Out-of-Eden―禁断の果実―
それからもみんなはかわりなく私に接してくれる。




いい人たち。




「柊斗さん」



柊斗さんのジャケットの裾を引っ張ると振り向いてくれた。



「どうした」

「願いごと祈りたいです」




手を合わせて、もう一番ユイとやり直せるように。




ユイが私に優しくしてくれますように。




「何、願ったんだ?」

「秘密です」


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