Out-of-Eden―禁断の果実―
「俺らやっぱり要らなかったみたい~?」
「初めからそう言ってるでしょ、下の奴らにも知らせに俺らは帰るよ」
「へ~い」
二人の足音が遠く…そして消えていく
「林檎…」
私のところに来て、足に力が抜けたように膝を折り、柊斗さんは強く私を抱きしめる
「柊斗…さん…私は…」
「ああ」
私の言いたいことはわかってるような返事だった
「ユイに…騙されて、お金を稼いでいまし…た…」