Out-of-Eden―禁断の果実―
またそういう言葉に騙されて錯覚しているかもしれない
まだあの人の名前が浮かぶ。
助けてくれたのは目の前に居る柊斗さんなのに…。
柊斗さんに対する気持ちはユイと比べては強くない。
助けてもらったから意識しているのかもしれない。
こんなにもよくしてもらってるのに…
自分の気持ちがわからない
「柊斗さんのそばに居ていいですか」
「ああ…」
ユイがまた頭に媚びりついてるけど…
それでも…私を…
「愛してくれますか?」