Out-of-Eden―禁断の果実―
『え?そうですか?私は美味しいですけど』
うん、、、柊斗は味に五月蝿いから仕方ないよ。
『俺もすごーくおいしいけどなー。林檎!あーんしてあーん』
よ、、、呼び捨て。
寄せよ茅。
『林檎、プリン頼むか?』
以前プリンが好きと話していた柊斗はメニューを渡して林檎ちゃんが視線をメニューに向けたあと、
『いたー何するのさ』
茅に蹴りを入れた。
自業自得だよ茅。それにあーんなんて禁止だろ。
『決まったか?』と優しい声色で林檎ちゃんに聞く奴を二重人格だと思う。
『この前皆さん私のプリン食べました?』
あれプリンだったんだ。
俺スクランブルだと思った。
プリンの味じゃなかった。