Out-of-Eden―禁断の果実―
「助かった…ハァ…助かった」
安心からかだらしなくユイは失禁していた。
このずるくて私を利用する人が…
依存していた。
「ユイ…ユイ」
「俺らは自由だ。縁を切れる…ハァ…ハァ」
興奮していて目も合わせてくれない。
「ユイは私が居なくなれば幸せになれる」
「なれる…なれるさ…二人で幸せに」
ユイ…あなたのためなら私…どうなってもいい。
傷だらけの体。ユイのために傷つくなら私はこの傷も愛そう。
ユイのすべてを受け入れて
ユイのために…。
ユイの願いをかなえることが生きる意味じゃないか。
じゃああの人と居た時間は。
ううんあれはね”思い込み”だったの。
ユイ…ユイ…。
鉄パイプを持ったひとがボロボロに私に近づいてきた。
ねぇユイ…好きだよ。
誰よりも…。
再会してすきが溢れ出すの。