Out-of-Eden―禁断の果実―
帰りは柊斗さんに送ってもらって家に着いた






家の中はなぜか…ブランドの品でいっぱいだった。



お姉ちゃんが今日は奮発して買ってきたものだろう。




「お姉ちゃんコレ一番高いの!!」



目を輝かせる私をお姉ちゃんはクスクス笑う。



大人買いか~。





「私お金持ってないから買えないよ」

「あはは」




高1にもなって自分の好きなものも買えないなんて。



恥ずかしい。





窮屈な部屋が私のすべて…。



好きなものなんて買えないのは当然。



私にはユイという監視の彼氏がいるんだから。




< 67 / 414 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop