Out-of-Eden―禁断の果実―
可愛いお店…。



「柊斗さんここ知らないです」

「俺も知らねえ」



じゃあなんでここに連れてきたんですか!



思考回路がわからないよ~。



席に座ると「何か頼め」の一言だけ聞こえた。



メニューを見ても、今ほしいものがない…。



でも何か頼まなくちゃ。



「この…プリンを」



柊斗さんは手を挙げて店員に私の頼んだものを言ってくれた。



「ありがとうございます」

「ああ…」



柊斗さんはそう言って窓の方を向く。



話しかけてほしくないのかな?



この沈黙がなんとも…気まずい。



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