夜恋❦yaren❦
あんたがあたしの壁を壊しちゃったんだから

責任とってよ…

あたしが叫ぶと梁夜はすぐにあたしの元へ帰ってきた

「おい!華恋!!どーした?!」

「…ッック・・・ヒッ…めん」

そしてこいつはあたしの事を抱きしめた

大丈夫だから…そういって

あたしは優しくしないで!そう思ってるはずなのに

今は離してほしくない

そう思った

だって、梁夜の腕の中があまりに心地よくて

もう1回、人を信じてみたい

そう思ってしまったから

あたしはあたしの苦笑いを初対面で見抜いた初めての男に

一目ぼれしたことに

気付いてしまった。

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