夜恋❦yaren❦
会=始り
サクラが咲いた。

今日から高2の学校生活が始まる

私は川原華恋。普通の高校生だよ、たぶん



「おっはよー。」

「花恋、おっはー。」

ただただフツーの会話

いつもの事

誰もあたしの苦笑いには気づいたりしない

「ねぇー、華恋!クラス発表見た?!」

「みてないやー。美咲はもう見たん?」

そう聞くと美咲はニヤニヤしながら言った

「あったり前じゃん!だってさ、1年に1回しかないんだよ!!しかも華恋と一緒になりたかったし!今年こそ!!!」

「そっかぁー。で、どーだったの?」

「一緒だった☆」

あたしはこの言葉を聞いた時、どうせあんたもあいつらと変わらないんでしょ?

結局、自分の立場が悪くなったらあたしを裏切る

そう思っていた。

何で口に出さないかって?

そんなのめんどくさいからに決まってるじゃない

グループとか作る時に1人だけだと大変だし

利用できるものは利用する

これがあたしの生き方だから

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