夜恋❦yaren❦

壊＝動く＝

始業式から1週間、先輩は何も言ってこなかった

だから、結局あたしはからかわれただけ

不本意ながらも信じかけてしまった自分が醜い

そうおもった

入学式の日先輩のおかげで女子からいろいろめんどくさかったのに…

すると、いきなりクラスの女子が騒ぎ出した。

何事？！そう思って入口をみるとあいつがいた。

あたしが信じかけてしまった人

「なぁー、このクラスに川原華恋って女いる？」

そいつは近くの女の子にそう聞いていた。

来ないと思ってたのに…

何で来るの？

疑問でいっぱいになった。

あたしがそんなことを考えていると美咲につつかれた

「美咲！山下先輩が来てるよ！行ってきなー！！呼んでるみたいだし。」

「あ、ほんとだ。教えてくれてありがと」

そう言って、しょうがないから先輩の元へ行こうとすると

「ちょっと待って」と美咲に腕を掴まれた

あたしはさっさと終わらして来たいんだけど・・・

そう思いながら、も一応後ろを振り返った