【短編】⌘ヴァンパイアLove⌘
そうして、私達目掛けて火の玉が飛んでくる。
「馬鹿なやつだね。もし、舞華に当たったらどうするのかな? まぁ、そんな事させないけど」
そう言って、華雷が手を前に出す。
「シールド」
水色のシールドが私達の周りに壁を作る。
そして、火の玉は消え去った。
「次は僕から攻撃させてもらうよ? 水龍!」
水の龍が現れる。
そして、隼人に向かってもぅスピードで進む。
が、隼人もシールドで守った様だ。
どうしよう?
私のせい、なのかな?
私が……
ちゃんと、答えないから?
迷っているから?
私は……私は……
どうすればいいのですか??
『消エレバ?』
えっ…………?
『ソウスレバ、楽ニナレルヨ?』
でも、消えるって?
誰も私の異変には気づかない。
『消エル……ソレハ、
"死ヌ"
ッテ、事ダヨ?』
それの言葉と同時に二人の攻撃が止まった。