【短編】⌘ヴァンパイアLove⌘
「怒ってる……?」
「当たり前だろ?」
隼人が怒ってる……。
「俺、ちゃんと舞華のこと守れるよ?」
「えっ……?」
「俺、ホントに舞華のこと好きなんだ!」
"好き"
最近この言葉をよく聞く、きが……。
「あ、えと……」
私が一瞬目をそらした瞬間……
「んっ……!!??」
キスされてた……。
な……?!
まって……!
私今日二回目……!!
私は強く隼人を押す。
でも……まったく動じない。
私、ヴァンパイアじゃないの?
ぜんぜん、だめじゃん!!
「はや、と……!」
その時、また扉が開いた。
「隼人、何をしてるのかな?」
「はっ? お返しだ!」
えっ?!
二人とも?!
何か、あの……。
にらみ合う二人。
なんか、不気味に笑う。
怖いよぉ!!!!